本記事ではオリラジ中田 vs 東大クイズ王伊沢のXENO対戦動画(後編)の画像を引用しています。
3/21にオリラジ中田 vs QuizKnock伊沢拓司の対戦動画(後編)がアップされました。
タイトルにも「芸術的」と書きましたが、本当に美しいと感じられる試合でした!
1戦目から5戦目まで全て見ると、それをより実感できます。
本記事では二人の対戦を例に
- こういう理由でこのカードを出している
- ここはこうすべきだった
をまとめています。
XENOをプレイしたことがない方も、この考察を読めばXENOの戦い方がイメージできるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
まだXENOを持っていない方は
タップでとべる目次
中田vs伊沢 XENO(ゼノ)4戦目の考察
二人の白熱した心理戦が見られる、5戦の中で最もハラハラする試合です。
1ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 2 兵士 | Rank 10 英雄 |
使用カード | Rank 7 賢者 |
さて、試合開始です。
後から分かりますが、実は伊沢はこの時点で「英雄」を持っているんですね。
そんなことは全く悟られぬよう、まずは賢者を出していきます。
2ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 2 兵士 | Rank 10 英雄 |
使用カード | Rank 7 賢者 |
中田も賢者を出します。
いきなり兵士は使えないので、温存ですね。
3ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 2 兵士 | Rank 10 英雄 |
使用カード | Rank 9 皇帝 |
まず賢者の効果で3枚から選びます。
選んだのは皇帝のカード。
そして温存するかと思いきや、何とここで皇帝を使います。
もちろんもう一枚が「英雄」だからです。
ただ伊沢は3戦目にも、かなりの序盤で皇帝を使っています。
伊沢なら情報を得るために積極的に皇帝を出しかねないと思わせられるのがまたうまいところですね。
もる
これまで大胆に皇帝を使ってきたのが、こういうところにも効いてくるんですね。
そして伊沢は兵士を捨てさせます。
- Rank 2 兵士 ←捨てさせる
- Rank 5 死神
しかし伊沢はここで「どっちも攻撃的なカードで嫌だな」と言います。
何気ない言葉ですが、中田がこの言葉に引っ掛かります。
4ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 10 英雄 |
使用カード | Rank 5 死神 |
中田も賢者で3枚を引きます。
ここはRank8の精霊を選択。
そして持っていた死神を場に出し、相手の手札を選んで捨てます。
しかしここで中田は「特別な緊張感を感じる」と言います。
理由は以下のように言っています。
- さっき攻撃的なカードを嫌がっていた
- これまであまり下でカードを切らなかったのに、下で切っている
- こんな序盤に皇帝を出した
そして「伊沢さんの目線が片方に偏ってる」と中田。
動揺した伊沢を見て確信し、英雄に手をかけます。
これ、すごい画になる写真ですよね(笑)
見事英雄を選び、葬り去りました。
もる
ここで英雄を持っていることが発覚したんですが、正直びっくりでした。
5ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 4 乙女 |
使用カード | Rank 4 乙女 |
早々に9も10もなくなりました。
「大札がなくなったのでここからは技術力が問われますね」と伊沢がぽつり。
全試合を通して、伊沢の発言にすごいセンスを感じますよね。
そして転生カードも引いたカードも同じのため、乙女を出します。
6ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 4 乙女 |
使用カード | Rank 3 占師 |
中田は占師を出しますが、守護で守られているので効果は発揮されません。
場合によっては使いづらい精霊を出して処分するという選択肢もあります。
しかし今や精霊が最強のカードですので、みすみす捨てるなんてことは出来ませんね。
7ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 4 乙女 |
ここで伊沢は貴族を引いてしまいます。
これで精霊を引くまで貴族を使うことは出来ません。
もる
7も2枚出ており、8以外で対決を挑むのは危険ですからね。
ここは無難に乙女を出します。
8ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 1 少年 |
一方中田は、無事に精霊を守り続けています。
このターンでも、自然に1枚目の少年を出します。
9ターン目
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 5 死神 |
ここで伊沢は死神を出します。
しかし皮肉にも、死神の効果で相手に精霊を引かせてしまうんですね。
どちらを選んでも相手の手札に精霊は残ります。
もる
精霊を捨てさせられた後の、中田が悔しがる演技も何となく臭いです(笑)
山札も残り少ないので、相手に精霊をキープされるのは痛いですね。
10ターン目(ラストターン)
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 2 兵士 |
そしてここで中田が「兵士」を引きます。
山札が残り2枚での兵士は強力すぎます。
中田も「風向きがいい」と言うほどです。
ここでのやり取りがまたアツいですね。
「はっきり言いましょう。私は8を持っています。」と言い、推理を展開します。
- 残りのカードは「1,6,6」
- 確率的にいったら絶対に6。
- 伊沢が先ほど出したのが5の死神。
- 1を持ってたなら1を出したはず。
- 流れ的にも絶対に6。
そして貴族を宣言します。
ずばり持っていた貴族を言い当てられ、4戦目は中田の勝利となります。
補足:伊沢が1を持っていたら負けてなかった
最後に中田が「これを外していたら相打ちでしたね」と言っていました。
もし伊沢が持っているのが「少年」で、中田が「貴族」を宣言して外した場合、状況はこんな感じです。
中田:Rank 8 精霊
伊沢:Rank 1 少年
山札:Rank 6 貴族, Rank 6 貴族
すると伊沢のターンでまず貴族を引きます。
そして少年による公開処刑で「貴族」を引かせ、「精霊」を捨てさせます。
するとお互いに持っているのが貴族なので、引き分けとなります。
もる
ただ場の情報からも、宣言は貴族一択でしたね。
中田vs伊沢 XENO(ゼノ)5戦目の考察
まさかの1ターン目で決着がつきます。
本当に芸術性を感じる試合でした。
1ターン目(ラストターン)
中田 | 伊沢 | |
所持カード | Rank 10 英雄 | Rank 1 少年 |
使用カード | Rank 6 貴族 |
最初のターンであり、最後のターンでもあります。
二人のやり取りにも味があり、非常に見応えがありましたね。
中田「全部の試合が、長い試合でしたね」
伊沢「ここまで論理論理で来た」
(ここで中田が山札を引く)
中田「だから…最終戦が初手で決まるってことが…」
伊沢「…あり得るのかな…?」
そして中田が場に出したのは「Rank 6 貴族」
中田は英雄と貴族を持っており、まさかの1ターンキルです。
中田:Rank 10 英雄(勝利)
伊沢:Rank 1 少年
1ターン目で勝敗が決するケースは何通りもあります。
しかしこれ以上美しい試合展開はおそらくありません。
- 3本先取の試合で、お互いに2本ずつ取った最終戦
- 最強の英雄での勝利
- 更には相手の手札が最弱の1
本当に奇跡的でドラマチックな展開となりました。
何といってもこの盤面。
最後に伊沢も言っていますが
何かストーリーが加わったかのような美しさがある試合でした。
もる
一視聴者としても興奮してしまいました(笑)
XENO(ゼノ)対決の考察を終えて
4戦目は白熱した心理戦を楽しめ、5戦目は見ている方も放心するような美しい戦いを堪能できました。
毎回XENOの対決が面白過ぎて、これを超える戦いが今後出てくるの?と思ってしまいます。
しかし毎回その期待に応える内容でびっくりしますね。
今回考察をまとめてみましたが、もし気になるところがありましたらぜひコメントください!
本記事を参考に、XENOの考え方を知って頂けると嬉しいです。
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