本記事ではオリラジ中田vsヒカルのXENO対戦動画の画像を引用しています。
最近XENOにはまっているんですが、2/11に待ち望んでいたオリラジ中田vsヒカルのXENO対戦動画がアップされました。
XENOマスターのオリラジ中田と、Eカードで藤原竜也に圧勝するなど心理戦が得意なヒカルの熱い戦いです。
二人ともエンターテイナーなので、対戦を見ているだけでも本当に面白いです!
しかし、見ていて一つ気になったところが。
もる
ヒカルの推理や出す手がちょっと変?
まだ慣れていなくてセオリーが掴みきれてないのか、意図的に変わった手を出しているのか分かりませんが、合理的ではない手が結構ありました。
そこで二人の対戦を例に
- こういう理由でこのカードを出している
- ここはこうすべきだった
というのをまとめてみました。
XENOをプレイしたことがない方も、この考察を読めばXENOの戦い方がイメージできるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
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中田vsヒカル XENO(ゼノ)1戦目の考察
ヒカルの手がもったいなかったので、その辺りを中心に考察します。
1ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 7 賢者 |
使用カード | Rank 5 死神 |
まず最初のターン、ヒカルは賢者と死神を持っていてRank5の死神を出します。
しかしこの場面ではまだ相手の手札も分かっていない状態なので、セオリーとしては賢者だと思います。
ですがまだ序盤ですし、どちらを出しても大勢には影響はありません。
ここで中田はRank4の乙女とRank8の精霊を持っていて、乙女を捨てることになります。
2ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 7 賢者 |
使用カード | Rank 2 兵士 |
オリラジ中田はRank2の兵士(捜査)でヒカルを刺しに行きます。
後半になるほど多くのカードが場に出て推測しやすくなるため、基本的に兵士は後まで取っておきたいカードです。
ですので序盤に相手が兵士を出した時には、出さざるを得ない状況だったとまず考えます。
今回の場合、中田のもう一枚のカードはRank8の精霊(交換)だったため、兵士を出さざるを得ません。
ヒカルの「持ってるカードは5です」
というハッタリに対して、中田は
「5を持ってると正直に言うのはリスクが高い。でもそれに近い6,7辺りだったら面白いですね。」と推理します。
ヒカルが持っているカードは7なので、キレッキレの読みですね。
最終的に6を宣言して外してしまいますが、かなり惜しいところまでいってます。
もる
オリラジ中田vsDaigo戦もそうでしたが、こういう魅せる読み合いがたまらないです。
3ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 7 賢者 |
使用カード | Rank 2 兵士 |
続いてヒカルも兵士を使って刺しにいきます。
中田が序盤から兵士を使ったのはかなり大きなヒントで、実はここで確率の高い二択まで絞り込むことができます。
兵士を使わざるを得ない場面は、もう一枚の手札が以下の時です。
Rank2 兵士を使わざるを得ない手札
- Rank10 英雄 ⇒ 英雄は場に出せない
- Rank8 精霊 ⇒ 出すと次の相手のターンに兵士で刺される
- Rank6 貴族 ⇒ 出すと相手がRank1 少年じゃないと負け
- Rank2 兵士 ⇒ 結局兵士を出すしかない
この時点で兵士は2枚出ているため、兵士はあり得ません。
また英雄は1枚しかないカードです。
以上から、「精霊」か「貴族」の二択が最も可能性が高いということが分かります。
ここでヒカルは「1は絶対ない。可能性があるのは3,8,9,10,7」
と推理して最終的にRank3の占師を宣言しました。
しかしこれは的外れです。
ヒカルが取るべき手は以下でした。
- 兵士を出して「Rank6 貴族」か「Rank8 精霊」を宣言する。
- 賢者を出して次のターンで3枚を確認し、その情報を元に兵士で仕留めにかかる。
ヒカルのもう一枚の手札は賢者だったので、賢者で情報を集めるのが非常に有効です。
見れる3枚のカード次第では、次のターンで相手を仕留められる確率がかなり上がります。
この試合では結局ヒカルが勝利していますが、ここはかなりもったいない手でした。
もる
推理で「3,8,9,10,7」と、自分が持ってる7を最後に言ったのも危うかったですね。笑
4ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 7 賢者 |
使用カード | Rank 5 死神 |
中田はここで死神を出しましたが、精霊は使いづらいのでこれは自然な手です。
しかしここで誤算だったのが、死神で一枚引かせた際にヒカルがRank10の英雄を引いたことです。
ここで中田の「大きい方はどっち?」という質問に対し、ヒカルは賢者の方を指します。
中田はそれを信じて賢者を捨てさせますが、本当は英雄を持っていた訳です。
このヒカルの誘導はうまいです。
この辺りの心理戦は結果を知ってからまた見ると、ゾクゾクします(笑)
そして中田はこの二択を外したことで、次のターンで負けることになります。
5ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 8 精霊 | Rank 10 英雄 |
使用カード | Rank 6 貴族 |
ヒカルが英雄を持っている状態で貴族を引いたので、貴族を出して勝利しました。
Rank10の英雄を持っている状態でRank6の貴族を使うというのは、XENOにおける勝ちパターンの一つです。
中田も惜しいところまで攻め込みましたが、最終的にヒカルの引きの強さにやられましたね。
もる
1戦目は以上です!まとめてみると、色んなポイントがあって考察のしがいがある試合でした(笑)
中田vsヒカル XENO(ゼノ)2戦目の考察
1ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 4 乙女 |
ヒカルの一手目は「乙女」です。
もう一枚はこの後の展開から、貴族です。
またヒカルは最初にカードを引いた時に「あーなるほど。強いな手札が」とこぼします。
実際は強くなかったわけですが、後の中田の推理にこの言葉が効いてきます。
もる
ヒカルはこういうさらっとした発言で相手の手を誘導するのが本当にうまいです。
2ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 5 死神 |
中田はここで死神を出します。
乙女による守護のため、カードの効果は発揮されません。
実はこのとき中田も貴族を持っています。
使い勝手が悪いカードなので、守護されている間に使ってしまうという手もありだったと思います。
3ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 1 少年 |
貴族を出すわけにはいかないので、ここは少年を出します。
4ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 7 賢者 |
中田がここで賢者を場に出します。
貴族を出していれば勝利してましたが、7で対決を挑むのは少し怖いですね。
貴族と賢者を持っている場合に
- 賢者を出して次に3枚を確認
- そこから高い数字を選ぶ
- 貴族で対決を挑む
というのは戦略としてかなり有効です。
そのためここでの賢者はベターな判断だと思います。
5ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 2 兵士 |
ここでヒカルが兵士で刺しにいきます。
1戦目の考察でも書きましたが、Rank2の兵士を出すしかない状況の一つです。
ここまでの中田の捨て札は「死神⇒賢者」です。
ヒカルはここから「1~4,6ではない。5,7は一枚ずつ出てる。9,10は一枚しかない。」と推理し、8を宣言します。
これは悪くはない推理です。
Rank6の貴族の可能性もありますが、ヒカルは自分で一枚持っているので確率的には精霊が無難だと思います。
もる
5と6を持っていて「相手の守護中に5を出す」のがなかなか読みづらく、ここで6を宣言するのは難しいですね。
6ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 1 少年 |
中田は賢者の効果で三枚引き、Rank1の少年を選びます。
「ヒカルさん、最初に引きが強いと言ってましたよね。でもまだ強いカードは出てない。手札にあるんじゃないですか?」
と推理し、少年による公開処刑をします。
しかし公開されたのはRank6の貴族とRank7の賢者で、皇帝や英雄はなく読みが外れました。
中田が賢者の三枚で確認したのは、貴族、少年、乙女でした。
実はこの3枚から選ぶ際に精霊を選んで貴族で対決を挑んでいれば中田の勝利でした。
しかしヒカルの「手札が強い」という最初の発言が頭に残っていたのか、その選択はできなかったわけです。
さらっと口にした発言で相手の手を誘導させたヒカルはうまかったですね。
もる
とは言え現時点で9も10も確認できていないので、相手が持っていると考えてしまうのはしょうがないところです。
この公開処刑で中田は賢者を捨てさせますが、ここで今度はヒカルが「中田は10を持っている?」と考えます。
攻めのカードであるRank6の貴族を持たせたままにするのは、大きいカードを持っているからだ、という推測ですね。
7ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 2 兵士 |
その推測から、兵士で刺しにいきます。
公開処刑で貴族を残したことから、対決が怖くない数字の高いカード(⇒Rank10の英雄)を持っているはずだとヒカルは考えます。
そして10を宣言しますが外してしまいます。
それにより今度は「10じゃないなら絶対に9を持っている」と考えます。
正直、論理的で正しい推理です。
ですのでこれはこういう思考に誘導した中田の手が非常にうまかったことになります。
もる
セオリーを理解している相手に対しては、セオリーから外れた手を使うことで翻弄させることができるんですが、その良い例ですね。
8ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 3 占師 |
中田は占師を出します。
先ほど公開処刑で確認している手なので、ただ手札を消化したターンになります。
9ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 8 精霊 |
このターンでヒカルはRank8の精霊(交換)を引き、場に出します。
ヒカルは「中田はRank9の皇帝を持っている」と考えているので、交換によりそれを手に入れようとします。
しかしいざ交換してみると、中田が持っていたカードはヒカルと同じ貴族だったことが分かります。
もる
まさかの貴族で、私も驚きました(笑)
これで互いにRank6の貴族(銃)を持っていることが明らかになったので、先に6より大きいカード(弾)を引いた方の勝ちというゲームになりました。
10ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 6 貴族 |
使用カード | Rank 5 死神 |
中田は残念ながら8,9,10を引くことができませんでした。(これで山札&転生札は3,4,8,9,10)
死神を場に出しますが、ヒカルは死神の効果でRank9の皇帝を引きます。
中田は「6はどっちですか?」と聞き、「6じゃない方」を選ぼうとしましたが、結局止めました。
ヒカルが言ってることが本当かどうかは分かりませんが、ここは相手の6を捨てさせる方が先決です。
もる
正直ここの判断は結構難しいです。しかし即死を避けるためにも、相手に「銃」を手放させた方が無難だと思います。
最終的に6を捨てさせ、ヒカルの手には「弾」だけが残ってヒカルのターンです。
11ターン目
オリラジ中田 | ヒカル | |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 8 精霊 |
使用カード | Rank 9 皇帝 |
ヒカルは精霊を引き、皇帝を場に出します。(この時点で山札&転生札の残りは3,4,10です)
精霊の交換を使ってみすみす相手に皇帝を渡すことはないので、ここは皇帝を使うのが合理的です。
しかも山札が残り2枚なので、相手が英雄を引けば一発で仕留められます。
しかし中田が引いたのは乙女。
ここでヒカルは乙女を捨てさせ、ラストターンです。
12ターン目
11ターン目 | オリラジ中田 | ヒカル |
所持カード | Rank 6 貴族 | Rank 8 精霊 |
使用カード | Rank 3 占師 |
中田はRank3の占師を引いたことで、負けを確信します。
残りのカードである「Rank10の英雄」か「Rank8の精霊」のどちらかをヒカルが持っていることが分かったからです。
結局英雄は転生札にありましたが、最後までもつれ込むかなり競った対決でした。
もる
互いに相手を仕留められるチャンスはありましたが、その選択もなかなかし辛い難しい戦いでしたね。
XENO(ゼノ)対決の考察を終えて
元々5戦すべてを考察しようと思っていましたが、2戦だけでも結構なボリュームになってしまったので、いったんここで切り上げます。
そしてやっぱりXENOは面白いですね。
考察でも少し触れましたが、セオリーを完全に理解した上で、それを翻弄させる手を打つというのがXENOの醍醐味です。
この記事を参考に、XENOの考え方を知って頂けると嬉しいです。
また本記事で「その考え方はおかしい」という点があれば、ぜひ指摘してください!
まだXENOを持っていない方は
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