スリープテックって聞いたことはありますか?
様々な分野に対してIT化することを〇〇テックと言いますよね。
その中でもスリープテックは 睡眠×IT のことです。
- 脳波を読み取り深く眠れる音を出すデバイス
- 様々な家電(エアコン、照明、空気清浄機など)が自動制御され、寝るのに快適な状態を生み出す
このように、睡眠の質の向上に向けて様々な取り組みがされています。
でも、睡眠改善のために高価な機器を買うのは少しハードルが高いですよね。
今日はそのようなデバイスを使わなくても簡単に睡眠の質を向上させる方法について紹介します。
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日本人の睡眠時間は世界最低レベル
実は日本は世界でも最低レベルに睡眠時間が短い、睡眠後進国と言われています。
中国は9時間超え、欧米・欧州も8時間以上の中、日本は7時間半を切っています。
睡眠不足は日中の仕事のパフォーマンスに悪影響を与えます。
必要な睡眠時間は人によって異なるとは思いますが、日中眠気を強く感じたり睡眠が足りていないと思う場合はぜひ改善をしましょう。
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私も寝つきが悪かったり夜中に目が覚めるといったことがよくあります。そういった悩みを解消する一助となった例を紹介します!
おすすめの睡眠分析アプリ『Sleep Cycle(スリープサイクル)』
その方法は、アプリを使って自分の睡眠状態を把握することです。
寝る前にこのアプリをセットして眠ると、睡眠ログを取ってくれます 。
無料版と年間3000円のプレミアム版があり、プレミアム版は
- 睡眠メモを書ける
- いびき検出ができる
- 一定期間の睡眠変化の分析
などが可能ですが、無版でも十分です。
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実際に私も無料版で睡眠の質の改善を十分に行えています。
使い方としては、アプリをインストールして起床時間を設定して開始するのみです。
注意点としては、以下になります。
検出方法は「マイク」にする
睡眠時間の計算や睡眠の深さを計測する方法を
- マイク
- 加速度センサー
から選ぶことができますが、マイクにするようにしましょう。
アプリ上でも推奨されていますし、実際に私が「加速度センサー」を試しに使った時には、誤差が大きかった(起きるのが少し辛かった)ように感じます。
これにより、寝息や物音から睡眠状態をアプリが計測してくれます。
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推奨されている方にしておくのが無難ですね。
充電しながら寝る
『スリープサイクル』を開始して寝ると、起きるまでの間ずっとアプリが稼働した状態になります。
私のiphoneの場合、充電していないと朝起きた時には30%ほど充電が減っています。
起床してこれから出かけようという時に、充電が少ないと嫌ですよね(笑)
困らないよう、充電しながら寝るようにしましょう。
Sleep Cycle(スリープサイクル)の使用例
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ここからは実際に私が使っている例を紹介します。
ある日の睡眠分析ログ①
こちらはある日のログの例です。
これを見ると、浅い眠りの周期がおおよそ90分の周期になっています。
実際に90分周期となっていて、眠りの浅い時に起きれていることが分かりますね。
ちなみにこの日は5時に目が覚めてしまい再び寝付くことが出来なかったので、睡眠不足のまま出勤しました。
ある日の睡眠分析ログ②
↓ちなみにその次の日の爆睡したログがこちらです。
20時前に就寝し9時間近く寝ていて、睡眠の質も98%と恐ろしい数字です。
相当眠かったんでしょう。笑
この日は最初の方は90分周期となっていますが、後半は3時間近くずっと深い睡眠状態にいます。
前日寝不足だった分を、深い眠りにより回復しようとしているのでしょうか。
また6時前に覚醒状態となりそこでログが終わっていますよね。
このように眠りが浅くなった時にアラームを鳴らしてくれます。
例えば7時にアラームをセットすると、「6時半~7時の間で眠りが浅い時に起こしてくれる」といった感じです。(時間の範囲も自由に設定できます)
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深い睡眠状態の時に起こされると頭が重く起き辛かったりするのですが、それを避けることが出来ます。
ある日の睡眠分析ログ③
あとはこんな変わった例もありました。
就寝後一気に深い睡眠まで落ちて、目覚めるまで4時間近くノンレム睡眠状態にいます。
この日は久々にプールで泳いだ日で、かなり体が疲れていたからだと思います。
一方で4時頃には目が覚めてしまい、そこからスマホをいじっていたために4時以降は覚醒状態が続いています。
ちなみに激しい運動をした日はこういったログのことが多いです!
この結果より、
- 激しい運動をすると、それを回復しようとより深い睡眠状態に入りやすい。
- 深い睡眠状態が長く続くことで、身体や脳の疲労回復が効率よく行われる。
ということが考えられます。
実際に思ったより睡眠時間が取れていませんが、目が覚めた時にはかなりすっきりしていることも多いです。
また下記のように、深いノンレム睡眠が脳や肉体の疲労回復に重要とされています。
レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われています。レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。一方、REMのないノンレム(non-REM)睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。 ノンレム睡眠は、眠りの深さにより4つの段階(睡眠段階)に分けられます。
参考:ドリエル
他にも
- 湯船に浸かった日
- 寝る前にストレッチした日
- 適度なアルコールを飲んだ日
こういった日は睡眠の質が良かったです。
寝る前や日中の行動と睡眠の質を比較して分析することで、どんなことをすれば睡眠の質を向上させられるかが分かってきます。
上記の例を参考にして頂ければと思いますが、自分で試しながら最も合う方法探していくのが一番良いですね!
睡眠分析アプリで睡眠時間・睡眠の質をコントロール
- 睡眠アプリ(Sleep Cycle)で眠りの浅い時にアラームが鳴るようにする。(←すっきり起きれるようにする)
- どのような条件の時により深い睡眠が取れているかをアプリで分析する。(←よく眠れるようにする)
- 分析したよく眠れる条件を習慣化する。
デバイスを買う必要もなく、持っているスマホで簡単に睡眠状態を把握し質の改善に繋げられるので、ビジネスマンに必須のアプリだと思っています。
実は睡眠分析アプリは他にもあり、Sleep Meisterというアプリも有名みたいです。
ただ僕は相性が悪いのかうまくログが取れなかったり、睡眠の質の評価が甘すぎるところがありました。
そのため僕はSleep Cycleを使うようにしています。
「よく眠れているか」は一生ついて回る問題ですし、改善されれば日々の生活が楽になります。
ログを見るだけでも色々得られるものがありますので、睡眠で悩みのある方は試してみてはいかがでしょうか。
もる
手軽に確認できますので、ぜひ試してみてください!
3 件のコメント
とても勉強になりました。sleep cycleというアプリ、私は知りませんでした。早速試してみたいと思います!
ありがとうございます!私も使い始めて数ヶ月ですが、睡眠の質を日常的に意識出来るようになるのでオススメです!