こんにちは!もるです。
新幹線やJR特急列車を割引料金で乗れるようになるという、交通系最強と名高いJ-westカード。
- 東海道新幹線、山陽新幹線、北陸新幹線をよく利用している。
- サンダーバードやソニック等の西日本のJR特急列車をよく利用している。
という方には間違いなくおすすめなカードです。
ただ調べていると、内容や捉え方が間違っている記事も多かったんですよね。
そこでまとめたい欲が燃えてきて、悩んでいる人の助けになるかな~と思いJ-westカードについてまとめてみました。
J-westカードが気になるけど、どれくらい使ったら得なんだろう?
MP
という方にピッタリな内容だと思いますので、参考までにどうぞ。
- 通常の電車利用とJ-westカード(エクスプレス)の比較
- J-westカードどんなメリットがあるの?
- どれくらい新幹線や電車を利用する人なら得なのか?
エクスプレスとベーシックの比較を知りたい方はこちらをどうぞ。
交通系の競合カードである、JR東海エクスプレスカードとの比較を知りたい方はこちらをどうぞ。
タップでとべる目次
J-westカードは電車を利用しないとお得じゃない
J-westカード(エクスプレス)の基本情報は以下の通りです。
還元率 | 0.5% |
年会費 | 1,100円(税込) |
国際ブランド | VISA, Master, JCB |
電車利用に関する特典 | エクスプレス予約 e5489で割引予約 グリーンプログラム |
ETC | あり |
家族カード | あり |
還元率は0.5%で年会費も1,100円と、 これだけ見るとメリットを感じないかもしれません。
還元率0.5%だし、全然良さそうに見えない…。
MP
もる
確かにそう見えるけど、”電車利用”にフォーカスするとメリットがたくさんあるよ!
という訳でここから、J-westカードの二大メリットである
- エクスプレス予約で山陽・東海道新幹線にお得に乗る
- e5489で特急列車・北陸新幹線にお得に乗る
以上について説明していきます。
J-westカードのエクスプレス予約はかなり便利
まず新幹線割引を活用するにはエクスプレス予約を理解しないといけません。
エクスプレス予約とは、東海道・山陽新幹線をネット予約できるサービスのこと。
また他にも、チケットレスで乗車できるなど様々なメリットがあります。
- ネットから簡単に予約できる
- 予約は乗車日の1か月前~発車の4分前まで
- 予約変更は何度でもタダ
- 専用のEX-ICカードによりチケットレスで乗車できる
- 新幹線を割引料金で乗れる
大きく分けると料金と利便性の2つのメリットがあるので、まずは利便性について紹介していきますね。
J-westカードを申し込むと、同時にEX-ICカードも発行されます。
これにより
- 新幹線をスマホで予約する
- EX-ICカードをタッチして改札を通る
という流れで新幹線に乗れるようになります。
つまり、券売機やみどりの窓口に並ぶ手間がなくなる訳ですね。
また時間を変更したい場合にも、スマホから何回でも予約変更ができます。
もる
これはマジでめちゃくちゃ便利です…!
J-westカードのエクスプレス予約で新幹線が割引
次にまたエクスプレス予約では、通常よりも安い割引料金でお得に新幹線に乗れるんです。
新幹線が割引になるエリアはこんな感じで、東京より西側のエリア。
なので西日本在住者にはかなりありがたいカードなんですよね。
ただ残念なことに、驚くほど安くなるわけではないんですよ。
割引額が大きいなら万人にお勧めできるんですがそうではないので、自分の利用頻度と照らし合わせてちょっと考える必要があるんです。
J-westカードの新幹線割引|新大阪~東京
路線によって割引額が大きく変わってくるので、まずは新大阪~東京間で見ていきましょう。
新大阪~東京の片道料金は以下の通りです。
チケット種類 | 料金 | EX予約との差額 |
EX予約(普通車指定席) | 13,620円 | ― |
普通車指定席(のぞみ) | 14,720円 | +1,100円 |
普通車自由席 | 13,870円 | +250円 |
指定席と比べると、1100円安くなってますね。
年会費が1,100円(税込)のため、新大阪~東京を指定席で年に一度でも片道利用している方はそれだけで元が取れてしまいます。
ただ普段は自由席で乗っているという方は、年に2往復してとんとんくらいなんですよね。
他のメリットもあるとはいえ、結構乗る人じゃないとJ-westカードはおすすめしづらいかな~という感じです。
J-westカードの新幹線割引|新大阪~博多
次は新大阪~博多を見ていきましょう。片道料金は以下の通りです。
チケット種類 | 料金 | EX予約との差額 |
EX予約(普通車指定席) | 13,490円 | ― |
普通車指定席(のぞみ・みずほ) | 15,600円 | +2,110円 |
普通車自由席 | 14,750円 | +1,260円 |
指定席なら2,110円も安いですし、普通席でも1,260円もお得に新幹線に乗れちゃいます。
この区間の移動であれば、普段自由席を利用している方でも『新大阪~博多』を片道移動するだけで元が取れますね。
ということで、東海道新幹線沿線に住んでいる人より、山陽新幹線沿線に住んでいる人の方がメリットが大きいことが分かりましたね。
また距離が長いほど割引額が大きくなるのもポイントです。
もる
以上が新幹線を便利かつお得に乗れる、エクスプレス予約についての解説でした。
- ネット予約やチケットレス乗車など、便利に新幹線を利用できる。
- 割引料金で新幹線にお得に乗れる。
e5489で特急列車・北陸新幹線が割引
ここからは二つ目のメリットである、『e5489での特急列車・北陸新幹線割引』について解説していきます。
- 新幹線や特急列車をネットで予約できるサービス
- 北陸新幹線や特急列車を割引料金で乗れるようになる
簡単に言うと、先ほど紹介したエクスプレス予約の北陸新幹線&特急列車バージョンって感じですね。
割引になるエリアはこんな感じで、西日本エリアがメインになります。
先ほどのエクスプレス予約の区間と被っていますね。
ただ大きく異なるのは、e5489では
- JRの特急列車
- 北陸新幹線
これらが割引される点です。
ただ先ほどのエクスプレス予約に比べるとかな~り割引額が小さいです。
J-westカードの特急列車割引|大阪~金沢(サンダーバード)
それではどれくらい割引されるのかについて見ていきましょう。
まずは大阪~金沢間のサンダーバードから。
チケット種類 | 料金 | eきっぷとの差額 |
eきっぷ | 7,180円 | ― |
普通車指定席 | 7,590円 | +410円 |
普通車自由席 | 7,260円 | +80円 |
指定席なら410円安いので、3回乗れば元が取れますね。
ただ普段から自由席に乗っている人だと、メリットが小さいです。
ちなみに実際の予約画面はこんな感じです↓
もる
料金のお得さは気持ち程度なんですよね。
J-westカードの北陸新幹線割引|東京~金沢
次は東京~金沢間の北陸新幹線を見ていきましょう。料金は以下の通りです。
チケット種類 | 料金 | eきっぷとの差額 |
eきっぷ | 13,730円 | ― |
普通車指定席 | 14,380円 | +650円 |
普通車自由席 | 13,850円 | +120円 |
指定席なら650円安いので、1往復すれば元が取れます。
ただ自由席だと5往復しないと元が取れないので、こちらも金銭的なメリットは小さめです。
ちなみに実際の予約画面はこんな感じです↓
以上、e5489の割引について解説しました。
- 西日本のJR特急列車や、北陸新幹線を割引料金で利用できる。
- しかしその割引額は、自由席と比較すると『80円』や『120円』程度と少ない。
もる
ただ指定席を普段利用している人であれば、かなりメリットが大きいと思います。
J-westカードのデメリット
それではここからは、J-westカードを2年使っていて感じるデメリットを紹介していきますね。
- 年会費が1,100円かかる
- 還元率が0.5%しかない
- ポイントの使い道が限定的
- EX-ICカードとモバイルSuicaで改札を通過できない
デメリット① 年会費が1,100円かかる
まずはやっぱり年会費の1,100円ですよね。
無料なら気にしなくとも、年会費がかかってくるとなると保有するのにちょっと抵抗が生まれますよね。
こまか~い割引額の計算を本記事でまとめていますので、そちらを参考に年会費以上の金銭的メリットがあるかどうかを判断して頂けたらな~と思います。
ちなみに僕は
- 年に数回は出張で新幹線を利用する
- 年に1回はプライベートで大阪~東京間を往復する
- ネット予約とICカード乗車が便利過ぎる
以上の理由からJ-westカードを持っています。
ただコロナの影響で移動機会も減りましたからね。継続保有するかは実は悩み中です。
デメリット② 還元率が0.5%しかない
J-westカードの還元率は0.5%なので、正直ポイントは全然貯まりません。
安く電車に乗れることで還元されていると考えて、ポイントのことはメリットとして捉えない方が良いかもしれません。
なので
- 普段の支払いは別のクレジットカード
- 電車利用の時だけJ-westカード
というように使い分けるのが基本かな、と思います。
デメリット③ ポイントの使い道が限定的
ポイント関係でデメリットがもう一つ。それが、ポイントの使い道が全然ないこと。
J-westカードで貯めたポイントの使い道は、以下の二つしかありません。
- SMART ICOCAにチャージする
- JR西日本ならではの商品と交換する
カードの発行元がJR西日本ということもあり、使い道もJR西日本のサービスに限られているんですよね。
SMART ICOCAを使っている人であればチャージ一択ですが、それ以外の人はラインナップが微妙な商品と交換するしかありません。
という訳なので、やはりポイントはおまけ程度に考えておきましょう。
デメリット④ EX-ICカードとモバイルSuicaで改札を通過できない
4つ目のデメリットは、EX-ICカードとモバイルSuicaで改札を通過できないこと。
私が感じる最大のデメリットはこれです。
どういうことかと言いますと、新幹線に乗る時って以下の2パターンの状況が考えられますよね。
- 新幹線に直接乗る(新幹線のチケットのみ)
- 在来線から新幹線に乗り継ぎをする(そこまでの乗車券+新幹線のチケット)
この1の時は、EX-ICカードをかざしてそのまま通れるので問題ありません。
問題は2の時に『EX-ICカード&モバイルSuicaをかざして新幹線の改札を通ることができない』ということ。
もる
普段モバイルSuicaで電車を利用している人からすると、結構面倒です。
そのため在来線を乗り継ぐ場合は、駅員さんがいる受付でモバイルSuica&EX-ICカードを提示して通してもらう必要があります。
Suica・ICOCA・普通の切符などであれば、一緒にEX-ICカードをかざすことで問題なく改札を通過できます。
対応していないのはモバイルSuicaのみです。
J-westカードの新幹線・特急列車割引まとめ
J-westカードがどれくらいお得か、またメリット・デメリットを紹介してきましたが、結局おすすめなのはこんな人かな~と思います。
- オンライン予約、チケットレスなど便利に電車に乗りたい人
- 新幹線や特急列車を指定席で利用している人(割引額が大きいのでお得です)
- 新幹線や特急列車の遠距離利用が多い人(自由席と比較しても、利用が多いとお得です)
年会費がかかるものの割引額はそこまで大きくないので、万人におすすめ出来るクレジットカードではありません。
しかし人によっては年間で万単位の節約も可能なクレジットカード。
電車利用の多い人にとっては、かなりインパクトの大きい節約法だと思います。
以上、参考にして頂けると嬉しいです。
エクスプレスとベーシックの比較を知りたい方はこちらをどうぞ。
交通系の競合カードである、JR東海エクスプレスカードとの比較を知りたい方はこちらをどうぞ。
その他にも僕が実際に使っているクレジットカードをレビューしています。